古民家しみずのカフェ&民泊を開設します
古民家しみずのカフェ&民泊を2021年3月26日に開設します。三原市本町で長く空き家となっていた旧清水歯科医院を改修し、地域の活気をとり戻すために活用します。当面は住宅宿泊事業法に則って年180日を越えない日数で、毎週金・土・日曜日に開きます。
玄関前に掲げた右の看板のように、三原の歴史と未来をめぐる交流の場――広島海道 早春の港とするのが念願です。古民家しみずは築150年余りの細長い建物で、1950年に清水歯科医院開業、1975年に中程の炊事場を二階建ての居宅に増改築、その奥に土蔵が二つ残っています。カフェと民泊とギャラリーが三つの柱であり、建物入口からの順でもあります。
1.カフェは、瓶飲料の販売のみ、飲料の購入すら不要の談話室で、名ばかりのカフェです。
2.民泊は、住宅宿泊事業法(民泊新法、2018年-)による届出がやっと受理されそうです。食事は提供しないこと、宿泊予約はEメールで申込むことなど、詳しくは下に記します。
3.ギャラリーは、住宅宿泊事業法ゆえに当面は宿泊者限定で開きます。さしあたり清水が収集した古絵図や古写真を展示しますが、いつかさまざまな芸術や学問の展示室とするつもりです。
毎週金・土・日曜日に開く時刻は次の通り。カフェ:11:00~15:00、民泊:16:00~10:00、土蔵ギャラリー:16:00~10:00。
それらの詳細については、このHomeページ内でタブで区切って示したかったのですが、それだけのhtmlファイル編集技術がないので、まずは昔取った杵柄、ブロックで区切り、下にだらだら続けて記します。3月26日開設を目前にして急拵えしたWebページで、至らないところが多いが、追って修正していきます。
なお、古民家しみず開設準備のWebページを2020年11月から掲げていましたが、このHomeページ(http://KominkaShimizu.net/)から別の場所(http://KominkaShimizu.net/index0.html)へ移しました。冒頭の竜王山からの瀬戸内海の眺めだけ残して。三原と本町の歴史について、1945年夏の三原が空襲寸前だったことや、小早川隆景が夢見た天主閣を三原城跡歴史公園に築きたいことなど、この半年間に調べ考えたことを記したページです。これからもそこに追記します。 2021.3.14 清水靖久
1.カフェ
古民家しみずのカフェは、厨房を備えて飲食を提供するカフェが遠い目標でしたが、工事費が高額とわかって断念し、瓶飲料を100円で販売するのみの名ばかりのカフェとしました。旧清水歯科医院の診察室はかなり痛んでいたので、床や壁や天井を改修する追加工事に出費するとともに、既有の机と椅子を2組入れました。工事完了後に、壁一面の本棚を設置してもらいました。
飲切りのペットボトルを冷蔵庫に、冬は保温庫に入れておきますので、貯金箱に100円を入れて飲んでください。買わなくても構いません。机と椅子が空いていれば、誰とでも語りあってください。三原の歴史と未来について、本町や清水の過去と現在について、そのほか何でも語りあえる談話室として利用してください。
2.民泊
古民家しみずの民泊は、旧清水歯科医院の待合室と座敷の二間を宿泊室として用います。当初の計画では玄関上2階の二間をもう一組の宿泊室としていましたが、工事費の高額ゆえに断念しました。
宿泊は、一組3人まで受けます。食事は提供しません。宿泊料金は、1人6,000円・2人計10,000円・3人計12,000円とします。クレジットカード払いやキャッシュレス払いには当分対応できませんので、現金払いにしてください(後日の銀行振込でも構いません)。
宿泊予約は、勝手ながら、一週間前までにEメールで申込んでください(ks622968[at]KominkaShimizu.net)。申込日の翌朝までに清水が受付の諾否を返信しますが、その諾返によって予約が成立します。わからないことは電話で尋ねてください(電話番号はこのHomeページ最下部、FAXも受けるが気づかないことあり)。
宿泊予約の可否は、実に原始的ですが、さしあたり右のカレンダー画像で表示します(○宿泊可 △未定 -受付終了 ⛒予約あり宿泊不可 ×事情あり宿泊不可)。開設直後の2021年3月下旬の予約の受付はぎりぎり10日前でしたが、3月16日から受付けました。今後は2か月先の月末まで受付けます。コロナ禍で不安は尽きませんが、どうぞ訪ねてきてください。
3.ギャラリー
古民家しみずのギャラリーは、建物中程の1975年の増築部分の奥、二つある土蔵のうち比較的痛んでない前の土蔵で展示などします。工事資金不足から一旦断念しましたが、三原市のクラウドファンディング活用支援事業で思いがけない多額の寄付が集まり、改修工事ができました。しかし住宅宿泊事業法の有権解釈では、住宅を他の事業の用に供してはいけないそうで、ギャラリーを開くなら玄関とは別の入口を設けなければならないとのこと、それなら当面は宿泊者限定の展示室として出発することにしました。
この土蔵ギャラリーは、いつか芸術学問の展示や講習の場として利用に供するつもりですが、さしあたり清水が集めた古絵図や清水に残る古写真を展示します。三原と本町の歴史について語りあう材料としては、ある方からいただいた備後国三原城絵図の『三原市史』6付録印刷物や、工藤洋三さんがくださった米軍資料中の三原空襲計画図などがあります(それらについては、古民家しみず開設準備Webページなど参照)。最近三原市文化課から撮影を許された1953年の三原展望図(三原市教育委員会蔵、右のように番号から当時の店の名前がわかる)のほか、いくつか入手間近のものがあります。
4.他の設備など
2012年に空き家になった旧清水歯科医院は、三原市のリノベーション実践塾で改修工事案が練られましたが、2020年9月に原案の2倍の工事費がかかるとわかってご破算、計画を縮小して再出発しました。つとに三原市の空き家活用モデル支援事業、さらに市中心部クラウドファンディング活用支援事業に応募し、後者では多くの寄付者に応援していただきました。岩下建設による改修工事が2020年11月から2021年2月まで進められ、古民家しみずは左のような外観に改められました。
古民家しみずの他の設備としては、台所・浴室・便所・洗面台・洗濯機・衣類乾燥機・LAN・WiFiなどを新設しました。
お竈さんや井戸など、建物中程の炊事場にあったものは50年近く前に消えました。ただ、増築床下の井戸から中庭に管を引いてポンプで水を汲み上げられたのは、飲料用でなく撒水用ですが、とても嬉しかった。
建物内は禁煙とさせていただきます。
駐車場はありませんが、約200m離れた駐車場一画を清水が借りているのを一晩200円で貸します。
三原駅は新幹線が山陽本線と重なる広島県内ただ3つの駅ですが、こだま号が昼間は一時間に一列車とまるだけです。その駅から北西へゆっくり歩いて5分です。
三原駅は新幹線が山陽本線と重なる広島県内ただ3つの駅ですが、こだま号が毎時一本しか昼間は停まりません。その駅からゆっくり歩いて5分で古民家しみずに着きます。
もっと記すべきことがあるでしょうが、目前の宿泊予約を受付けるために、思いつく限りのことを記しました。抜けていることがあれば教えてください。とりあえずこのWebページを発表して、これから加筆していきます。
2021年3月26日、古民家しみずの開設に何とかこぎつけました。天に感謝し、地に感謝し、海に感謝し、支えてくれた人々に感謝します。清水靖久