『三原市史』を読む会――三原の歴史と現在

『三原市史』を読む会――三原の歴史と現在

 広島県三原市本町の築150年余りの旧清水歯科医院を改修した古民家しみずで、清水靖久は、2021年3月末に民泊とカフェを開きましたが、2023年2月に身体を壊して民泊を休んでいます。療養している間に『三原市史』を読み、歩くことは歩けるうちに、三原の歴史と現在を語りあう会を開きたいと考えました。

『三原市史』全7巻  『三原市史』全7巻は、長い中断の後2006-07年に完結した偉業であり、だれもがこの労作を読むとよいのですが、なかなか読めないし、読まなくてかまいません。三原で生まれ育った清水が外から見た学者の目で『三原市史』を読んで論じますので、それをもとに問答し、一人一人が見聞きした歴史の経験を語りあいたいと思います。


 『三原市史』を読む会は、2024年4月20日午後2時から、三原市立中央図書館3階の多目的室(2)で開きました。「原っぱが三つあったまち」について清水が60分話し、30分問答する予定でしたが、清水がWordファイルの画像上映に手間取り、60分で話しきれず、問答を5分ほど短縮せざるをえませんでした。それでも25席の多目的室を二室に増やしても入りきれない参加者があり、この会を再び開くように要望する声がかなりありました。
 そこで来月も第三土曜日(5/18)、ただ午後5時すぎから、多目的室(2)で開きます。「原っぱが三つあったまち?」という疑問符つきの題で、前回の要約とともに未言及の内容を60分話し、30分問答するつもりです。だれでも参加無料です。

チラシ240518  この会のチラシは、左の小さな画像のように、前回のチラシの日時などを変更したものを用意しました。この小画像をクリックしたら(タップしたら)、チラシを拡大して見られます。
 このチラシは前回同様、本文と四つの絵図写真からなります。1802年の絵図と1903年の写真、1971年頃の写真と2021年の写真は、どれも妙正寺上から(1903年は桜山から)見たものですが、三原城跡周辺や瀬戸内海の眺めが全く異なります。



 当初この会では、三原の歴史と現在について十回くらい同じ参加者と話したいと思って、下のような目次を考えました。4月20日に一回開いてみて、部屋の予約や、参加者への広告など、何回も開くのは大変と感じました。それでも参加者の声を聞いてみたく、十回分の案を下に掲げておきます

三原の歴史と現在 1~10

1)城跡と汽車(20世紀)
2)瀬戸の海の進退(先史~16世紀)
3)三原城と東西両町(16~19世紀半)
4)富国強兵と鉄道(19世紀後半~)
5)空襲寸前の非戦災都市(1945年前後)
6)工都の経済成長(1930-60年代)
7)煤煙と教育熱(1960-70年代)
8)交通拠点の夢(1980-90年代)
9)歴史館と図書館(21世紀)
10)原っぱが三つあったまち(まとめ)